MMSI Maritime Mobile Service Identity
DSC機器を搭載した船舶・地上局には、それぞれ認識番号としてMMSIナンバーが交付されます。MMSIナンバーは、それぞれの局専用の認識番号として、当該国の管轄組織から交付され、他の局は、使用できません。 MMSIは、9桁の数字から構成され、最初の3桁は国籍を示すコード。例えばカナダの場合には316、米国大陸部では、303,338,367,368,369 が使われます。
DSC機器を搭載した船舶・地上局には、それぞれ認識番号としてMMSIナンバーが交付されます。
◆MMSIの取得(プレジャークラフト)
VHF/DSC無線機を使うには、MMSI番号をまず取得しなければなりません。 米国においては、複数の民間業者、カナダにおいては、Industry Canada インターネット、メール、ファックスなどを利用して申請することにより、無償で番号を取得できます。
VHF/DSC無線機を使うには、MMSI番号をまず取得しなければなりません。
申請に際しては、機器を搭載する船に関する情報、所有者情報、緊急連絡先情報、これらを登録します。これらの情報は、データベースに登録され、緊急事態発生時には即座にその情報が最寄のレスキュー機関に伝達され、レスキュー活動に役立てられます。一度取得した番号は、無線機を変えない限り永久に有効、免許料などの継続的な費用も、一切かかりません。
申請に際しては、機器を搭載する船に関する情報、所有者情報、緊急連絡先情報、これらを登録します。
◆DSC無線機へのMMSIインプット取得したMMSIは、無線機のマニュアルに従って入力します。 MMSI入力を怠ると、DSC機能を正しく使うことができません。このMMSI番号は、何時でも機器の表示部で見ることも出来ますが、便利なところにメモしておきましょう。 他のDSC無線機との交信のときに、MMSI番号を交換・無線機にインプットしておくことにより、電話番号と同じ役割を果たします。