ギリシャ・コリント運河
1896年の完成までに幾多の困難を乗り越えて造られた運河 * コース参加ガイド、よくある質問はこちらへ
2024年開催日程:現地時間
1レグ・ 9月14日~20日;アテネ・Alimosマリーナからコリント運河を通過、Itea港まで。
2レグ・9月21~27;Itea港からアテネ、Alimosマリーナまで。
集合場所:1レグはアテネ・Alimosマリーナ:最寄り空港はアテネ国際空港 。
2レグはItea港、アテネ市内からバスで移動(2時間30分)。
受講費用:U$3,300 (費用にはアルコール類を除くコース期間中の食材費用が含まれます)
キャビン;ダブルバースキャビンを二人でシェアしていただきます。
ISPAサテフィケート:未経験の方はISPA Competent Crewサテフィケート取得にチャレンジ、経験者はコスタルナビゲーターとコスタルスキッパー、これらのサテフィケートにチャレンジ可能です。全く経験の無い方も参加可能な穏やかな海域での開催です。
[ 日程概要 ]
開催初日の前日、夕方を目処に市内集合、翌日食品などの買い出しの後、出港。途中、コリント運河を通過。最終日は夕方早めに到着、翌日早朝には船をチェックアウト。
アテネ周辺のエーゲ海は、ヨットクルージングに最適な環境を備えています。穏やかな海と美しい島々が点在し、歴史と自然が融合する魅力的な航路を楽しめます。
1. 気候と航行条件
アテネ周辺の海域は地中海性気候に属し、春から秋にかけて晴天が多く、ヨットクルージングに最適な環境が整っています。特に5月から10月にかけては穏やかな風が吹き、安定した航行が可能です。夏季には「メルトミ」と呼ばれる北風が吹くことがありますが、適切な航路を選ぶことで快適な航海ができます。
2. 主なクルージングルート
アテネの港から出航し、サロニコス湾や近隣の島々を巡るルートが一般的です。
アテネ(アリモス・マリーナ)発着
アテネ中心部からアクセスしやすいアリモス・マリーナやピレウス港から出航し、エーゲ海の美しい島々へ向かいます。
アイギナ島(約17海里)
アテネから最も近い島のひとつで、新鮮なピスタチオや古代遺跡が魅力。アイギナ港または穏やかな入り江で停泊可能です。
ポロス島(約30海里)
美しい自然と活気ある街並みが特徴のポロス島は、初心者にも優しい寄港地です。周囲の穏やかな海はスイミングやシュノーケリングにも最適。
イドラ島(約37海里)
歴史的な街並みが広がるイドラ島は、自動車が禁止されているため、静かで風情のある環境を楽しめます。石畳の街並みとエレガントな建築が特徴的です。
スぺツェス島(約45海里)
高級リゾート地として知られ、美しいビーチや豪華なヴィラが点在。伝統的なギリシャの雰囲気とモダンなリゾートが融合しています。
3. クルージングの魅力
歴史と文化の融合
クルージングの途中で、古代ギリシャ遺跡や歴史的建築物を訪れることができます。アテネのアクロポリス、アイギナのアフェア神殿などは必見です。
透明度の高い海と美しいビーチ
エーゲ海の澄んだ青い海は、シュノーケリングやダイビングに最適。各島には隠れた入り江や美しい砂浜が広がっています。
ギリシャ料理とローカル体験
各島の港では、新鮮なシーフードや地元のワイン、伝統的なギリシャ料理を楽しむことができます。海辺のタベルナ(レストラン)での食事は、クルージングの醍醐味のひとつです。
アテネ周辺のエーゲ海は、初心者から経験者まで楽しめるヨットクルージングの理想的なエリアです。美しい島々を巡りながら、ギリシャの歴史・文化・自然を満喫する特別な航海をお楽しみください。
ギリシャのコリント運河は、ペロポネソス半島と本土を結ぶ運河であり、コリント市に位置しています。以下は、コリント運河の歴史的な概略です。
1. **古代の試み:**
古代ギリシャ時代には、コリント地峡を渡る陸路が主要な交通手段でしたが、船が運河を通ることは考えられていました。紀元前7世紀にペロポネソス戦争中には、将軍ペリアンドロスが船を陸路を移動させるという試みがありましたが、実現には至りませんでした。
2. **ローマ時代:**
ローマ時代になると、コリント地峡を渡る陸路が整備され、運河建設の試みがいくつかありましたが、技術的な制約や財政的な問題から実現しませんでした。
3. **現代のコリント運河:**
現代のコリント運河は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ギリシャ政府によって建設されました。コリント地峡を通る船舶の往来を容易にするため、1893年に工事が始まり、1896年に開通しました。しかし、この運河は船舶の大きさに制約があり、現代の大型船が通航するには狭すぎました。
4. **技術と改修:**
運河はその後も技術の進歩に伴い改修され、特に20世紀後半になると大型船の通行が可能になりました。しかし、コリント運河は商業的にはあまり利用されず、観光名所としての側面が強まりました。
5. **観光と交通:**
現在、コリント運河は観光名所として知られ、観光船が運河を通る様子は多くの観光客にとって人気があります。また、一部の小型船やヨットが通行していますが、主要な商業ルートとしてはあまり利用されていません。
コリント運河は、古代から現代までのさまざまな試みや歴史を経て、現在ではギリシャの歴史と技術の一環として存在しています。